
お見合いパーティーや街コンなどで出会った異性と後日二人だけで食事に行く。婚活している人ならこれはごく普通にあることです。その際にお相手の気分、いわゆるテンションが前回初めて会った時と大きく違うことに戸惑ったことはありませんか?
「前回はじめて会った時はあんなに笑顔で積極的に話してくれたのに、今日はなんでこんなに静かで受け身なのだろう?……」「この前はすごく盛り上がったのに、今回はなぜかぜんぜん話しが弾まない」「前に会った時とは別人みたい」。なんていうように、お相手のテンションが前回と今回とでぜんぜん違うことに戸惑ったという婚活経験者は比較的多いのではないでしょうか?
実は、筆者も婚活していた時に何回か経験したことがあります。気になっているお相手のテンションが前回より上がっていれば問題ないのですが、大きく下がっているとなると気にせずにはいられません。もしかしたら「二人きりで会ったら自分が期待外れだった?」「相手を間違った?」「断り切れず嫌々?」「たまたま暇だったからデートしてくれた?」「この前はお酒を飲んでいたから?」といろいろ考えちゃいますよね。
これにはいろいろな理由があると推測されますが、可能性が高いと考えられる理由は2つあります。まずその一つは「お相手にとって自分が期待外れだった」です。まさに不安的中となり残念ではありますが、まだ諦めるのは早いでしょう。なぜなら、2回会っただけで自分のすべてを相手に知ってもらうことは不可能だからです。今回で関係は終わりではなく自分の努力次第で次回のデートもありえます。最初の二人きりのデートでお相手のテンションが低いとついつい自分のテンションも低くなりがちですが、ここは紳士的な対応をしたいですね。その時の空気にも配慮しつつソフトにお相手のテンションが上がるように振る舞うべきです。お相手を気づかいつつ自分の持ち味を出していきましょう。お相手が共感してくれて楽しめるような場所へ行ったり、話題を振ったりするのもよいです。そしてデートの後はメールやLINEなどでしっかりお礼を伝え、その後も継続的にアプローチすることをオススメします。
そして、もう一つ考えられる理由は、出会いの場でお相手が自らテンションを上げてしまったことで次回に起こるギャップです。お見合いパーティーや街コンの会場内では、誰しもが恋に発展する出会いに期待し気分が高揚しています。そのため会場から出て冷静な場所で改めて会うと少なからずテンションが下がるのは当然のこと。そのギャップにお相手が戸惑うというわけです。これはあまり気にすることはないと思われますが、互いによく知らないお相手に自分の理想を被せ期待しすぎると今後の発展をすぐにダメにしてしまいますので注意したいですね。下手すると、考えられるもう一つの理由「お相手にとって自分が期待外れだった」パターンが発生しかねません。ですので、パーティーなどの出会いの場では、女性も男性もお相手に過度の期待はせず冷静に判断するようにしたいですね。
その他、テンションの違いには「体調」や「その時のストレスや悩み」などが考えられますが、意中のお相手ならその時のコンディションに気づかいつつ思いやりをもって接するべきです。恋はいつどう転ぶかわかりませんから。
カウンセラー上野