
お相手を選ぶ際に、みなさんは一番どこを意識されてますか?おそらく誰しもがご自分の理想とするタイプがあり、外身も中身もそこを意識されるのではないでしょうか?
外身でいうなら見た目が好みのタイプかどうか?中身でいうなら趣味や好み、話しが合うかどうか?気づかいができるかどうか?などを判断されることでしょう。実は、その理想とするタイプですが、具体的なり漠然となり抱いている理想とお相手を照らし合わせ、○か×かは比較的早く判断できてしまうものなのです。
ここで話しは急に変わりますが、結婚後の生活において重要なものとはみなさんは何だと思われますか?結婚生活において重要なものは「経済力」「家事の協力」「互いの尊重」の3つです。その中で「経済力」はお相手の職業などを聞けばだいたい判断できるもの。しかし、「家事の協力」や「互いの尊重」ができる人かどうかは、ある程度付き合いを重ねないとわからないものです。
例えば「家事の協力」には食事、掃除洗濯、買い物、ゴミ捨て、休日、お祝いがキーワードとして挙げられます。これらは各々の生活観が深く関係しますが、お相手の生活観なんて、お付き合いを始めて早い段階では知る機会もなかなかありませんし積極的に聞いたりもしませんよね。
食事はその人の育ちが関係しているため、今までの習慣や好みがお相手と合わないというケースはしばしあります。「掃除洗濯」「買い物」「ゴミ捨て」に関しても各々のライフスタイルが異なるとその頻度ややり方などで意見の違いも生じます。「休日」「お祝い」も人によって過ごし方が大なり小なり異なることでしょう。以上のように「家事の協力」をすり合わせるのは簡単なようで意外と難しく、場合によっては夫婦喧嘩の発端となったりストレスを溜める原因となったりします。
そこでこれらを円滑にこなすために必要となるのが、最後の「互いの尊重」なのです。夫婦といえど他人ですから意見が合わない時があります。そんな時にお互いが思いやり歩み寄ることが結婚生活においてとても重要なのです。きっとこれらの重要な3つを持ち合わせたお相手となら、穏やかな家庭を築けることでしょう。
ここで話しは最初にもどりますが、お相手選びはついつい自分の理想を最優先してしまいがち。一方、結婚生活に大事な3つを持ち合わせ一緒に生活できる人かどうかは、お相手選びにおいて比較的おろそかにされやすい傾向にあります。ちなみに、多くの人が理想項目として掲げる見た目や趣味、話しが合うかどうかは結婚生活においてそれほど重要ではありません。
ですので、出会って早い段階で自分の理想を基準にお相手を見限ることはやめ、できれば、ある程度お付き合いを重ねた上でお相手が一緒に生活できる人かどうかを判断することをオススメします。最後に話しは、合う合わないではなく合わせるものです。もし、合わせられなかった時は諦めましょう。
カウンセラー上野